昨今、UAVやドローンがメディアを騒がせている。
ドローンの危険性ばかりがクローズアップされ、政府は規制化を急速に進めている。
本当に安心安全なドローンとは何か?どんな機能が必要なのか?
規制ばかりに目が向いては、UAV利用のビジネスの芽はなくなってしまう。
禁止するよりは攻撃に対して有効な策を立てることが求められるだろう。
そもそも禁止して罰金設定したら飛んでこないというのは極楽とんぼでしかない。
今後、安全な利用を拡大するためには航空管制が絶対に必要になってくるだろう。
たとえば、道路にはETCアンテナやナンバープレートの光学読み取りシステムが張り巡らされて
いったん犯罪がおこれば自動車を追跡できる。
スマートフォンやカーナビなどには
GPSによる測位情報をユーザーが意識しないうちに警察や警備会社に通報するしかけが組み込まれている。
同じように、市場で販売されるUAVにも固体識別番号を電子的に与え、
非公開のコマンドを受けると個体識別情報と位置・速度情報を管理者に返信する機能を組み込んだらどうか。
個体識別番号とユーザーを紐付けするのである。
航空管制で飛行機がレーダー受けると識別情報を返すというトランスポンダーの搭載が義務付けられているが
いまflightradar24などで使われているのはASD-Bという1090MHzで飛行機から垂れ流されている信号のようだ。
flightradar24は各地で飛行機からの信号を受けて、それをまとめて表示している。
※flightradar24については次回ブログで説明する。
こういったシステムをUAVに拡張する。
UAVの非公開コマンドで管制当局からのセーフコマンドを受信したらユーザーの操作は無効になるようにする。
識別情報を返さないUAV・飛行機にはスクランブルをかける。
重要施設の周囲には非公開コマンド送信・処理システム、飛行物体検知・捕捉システムを設置する。
地上側の管制システムまで含めて考えていくべきだ。
こんなシステムがある。
すべての民間機がいまどこを飛んでいるかが表示される。
飛行機のアイコンにカーソル合わせてクリックすると便名と行き先やら機体番号、これまでの航跡などがわかる。
UAVの管制でこれができないはずはない。
このような仕組みを作っていくべきだ。